1月19日(木)の昼休み、2限目「キャリアガイダンス」(担当：稲本 恵子 准教授)を延長し、学生支援課による就職セミナーとの合同で業界研究「航空業界」が実施され、株式会社Kスカイより本学観光学部卒業生の田頭 恵利さんと採用担当の構木 成美様をお迎えしてお話しいただきました。

セミナーは、構木様の講話を中心に進められ、株式会社Kスカイの事例を元に、グランドスタッフの役割や飛行機が到着してから出発するまでの各セクションの業務のプロセスをスライドや動画で解説していただきました。

要所要所で構木様が田頭さんに問いかけ、それについて皆さんの前で応える対話形式で進められ、田頭さんは、自身が担当しているセクションについて実際の業務の内容や大変だった場面などを語ってくださいました。

定時運航のためには、限られた数十分の間に何百人もの搭乗客を機内に案内したり、出発直前になっても搭乗口に来ない旅客がいれば呼出放送を流したり、ターミナル内を走り回って捜索したり、現れないお客様の荷物を飛行機から取りおろす決断を下したりと神経を使うことが多く、現在では責任者として出発便を担当することが増えて、やりがいも増えましたが、「しんどい」と思うこともあるそうです。

担当する航空会社によって端末操作や業務の進め方がまちまちで非常にたくさんのことを覚えないといけないので、業務マニュアルを自分なりにまとめ直した「あんちょこ」を常に携帯していることなど、「なりたい仕事」に実際についてからの苦労や大変な業務をお聞きしたことで、仕事の厳しさも知ることが出来ました。

また、航空業界を目指す学生に対し、各種マニュアルの記載やパイロット?管制官とのやり取りは全て英語なので、英語はしっかりと勉強しておくこと、とアドバイスをくださいました。

最後には、採用担当者として採用までのプロセスや各種研修制度等についても詳しくお話をいただき、質疑応答の時間には、航空業界に関心を持つ学生たちから積極的な質問が寄せられました。

お忙しいなか貴重なお時間をくださった田頭さん、採用担当の構木 成美様、ありがとうございました。