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佐藤Bスタジオ主催「日本における外国人患者受入の課題について」 りんくう総合医療センター健康管理センター長兼国際診療科部長 南谷かおり先生によるオンライン講義
令和3年12月21日(火)、地方独立行政法人りんくう総合医療センター健康管理センター長兼国際診療科部長 南谷かおり先生(医師、医療通訳養成担当、医療通訳者、大阪大学招へい准教授)を講師にお招きし、佐藤Bスタジオで「日本における外国人患者受入の課題について」お話を伺いました。
近年外国人患者の医療費の未払いが問題となっています。厚生労働省は「訪日外国人受信者医療費未払いの報告マニュアル」等HPで周知し、診療受付時に受診者への適切な説明や確認を行うよう指導しています。
南谷先生によると、外国人患者を受け入れる場合、大切なのはコミュニケーションであり、医療機関が気遣う姿勢は患者に伝わり、それが医療への安心と信頼につながります。
講義では、医療機関の多言語による総合案内、診察を行う際の医療通訳、多言語問診票等、医療従事者と外国人患者の間に入り調整する医療コーディネーターや言語サポートを行う医療通訳者の役割等、具体的な写真や図が明示され、日本人学生、留学生に分かりやすい説明が行われました。
学生からは「言語運用能力に加え、様々な国の文化や習慣などを理解しておくことが必要で、医療に関する専門用語も身に着け、理解する必要があることがわかりました」という感想?意見があり、学生にとって医師で医療通訳者でもいらっしゃる南谷先生の御講義は、今後スタジオで通訳?翻訳学を専門的に学ぶための貴重な時間となりました。