研究室見学は随時歓迎です
修士課程 博士課程※クリックで開きます
1) 慢性炎症を基盤とする生活習慣病の発症機構解明
臓器にはその機能を主として担う実質だけでなく、免疫担当細胞や血管内皮細胞、線維芽細胞などの間質細胞が多数存在します。病態形成に伴って変化する細胞の組成や機能、分布に着目し、微小環境の中で個々のプレーヤーがどのような役割を果たすのか明らかにすることで、新しい治療戦略の開発を目指します。肝臓に脂肪が蓄積する代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)を中心に解析を行っており、各細胞における脂質代謝の変化やマクロファージをはじめとする免疫担当細胞の機能変化について解析を進めています。また、生活習慣病では複数臓器の病態が集積することが多く、臓器間相互作用についても注目しています。
2) 臓器機能不全をもたらす線維化の病態解明
種々の刺激やストレスによって組織が障害を受けると修復機構が働きますが、障害が強い場合や修復機構に異常があると線維化へとつながります。組織線維化は臓器機能不全を引き起こす重篤な病態であり、有効な治療法の開発が求められています。線維化を特徴とするがんや組織障害における免疫応答と細胞内代謝に着目し、正常な修復機構を逸脱して組織線維化に至る分子機構を研究しています。
3)上皮間葉転換とがんの転移
上皮間葉転換(EMT)は、発生や、細胞の可塑性だけでなく、がんの浸潤?転移や治療抵抗性、組織の線維化にも関わるため、医学的にも解決すべき重要課題の1つとなっています。我々が独自にEMTとの関連を見出したサイクリンG関連キナーゼ(GAK)に焦点を当て、EMT分子基盤の解明とがん治療などへの臨床応用を目指し、解析を進めています。
4)ナノビーズ技術による創薬標的探索
薬剤やペプチドの標的分子を単離?同定するナノビーズ技術を活用し、新たな創薬標的の探索を行っています。作用の鍵となる標的分子が同定され、その作用機序が明らかになることで、より良い新薬の開発や、他疾患への適応拡大などの可能性が拡がります。また、学生の自主研究を中心に、ドラッグリポジショニングと薬剤併用効果の解析などを行っています。
5)リソソーム機能を標的とした新たながん治療戦略
リソソームはオートファジーによる分解の場だけでなく、細胞内の様々な代謝にも関与し、正常な細胞機能の維持に必須であり、また、がん細胞の成長を含め様々な疾患にも関わる細胞内小器官です。そのリソソーム機能やオートファジーの阻害を、がん治療へ結び付けようと試みる研究を行っています1-3)。
6) ビタミンK2を用いた急性骨髄性白血病の新規治療法の開発
ビタミンKは血液凝固や骨代謝に必須なビタミンですが、白血病細胞に細胞死を誘導することも明らかとなってきています。その作用に着目し、急性骨髄性白血病の治療に役立てる研究を行っております。
【関連HP】太阳城赌城_任你博官网:ビタミンK2を用いた急性骨髄性白血病の新規治療法の開発
